MY 50's STYLE

50代、飲み屋店主の生き方。

最近やたらと多い「デキ婚」に思う、日本の家族制度についての考察。~戸籍編~

お疲れ様です。KIMAMASTERです。

 

先頃、女優の武井咲さんが結婚、妊娠を発表しました。

事の是非はともかく、報道を聞いて、最近読んだ本のことを思い出しました。

 

それがこちらの本。

 

いろいろ書いてありましたが、興味深かったのは人口減少に関する指摘。

ざっくり言うと…、

人口減少に苦しむ西欧諸国

自由な夫婦・家族形態を認め、経済的な不安が無いように十分な給付金を支給した。

それにより少子化に歯止めをかけられた。

それに対し日本は、戸籍という制度に固執していて、子育ての給付金も不十分。

少子化対策に何も現実的な手立てを打てずにいる。

というようなこと。

 

論点がいくつかあるが、気になったことをピックアップしてみる

 

少子化問題に入ると長くなるので、今回は「戸籍」に絞って記します。

 

まず戸籍とは何か?

国語辞典大辞泉からの引用。

 各個人の家族的身分関係を明らかにするために記載される公文書。夫婦とその未婚の子で編成され、各人の氏名・生年月日、相互の続柄 (つづきがら) などを記載し、本籍地の市町村に置かれる。旧制では、家を単位とし、戸主および一家を構成する家族で編成された。

個人単位のものではなく「家(戸)」単位 のものになっています。

結婚するまでは、たとえ独立していても親の戸籍に入っていて、

結婚すると新しい戸籍が作られる。

まあ、「家制度」があったころの名残ですね。

  

他国ではどうなのか?

この本では、戸籍があるのは、日本、中国、韓国だけ、と書いてあります。

調べると、中国には戸籍と住民登録の両方の機能を持つ戸口という制度があるらしい。

台湾には戸籍があるようです。

韓国では2008年に廃止され、家族中心の制度から、個人中心の制度になったとのこと。

なお、フランスやスウェーデンでは、戸籍は40年も前に廃止されています。

 

こう見ると、日本がいかに古い制度に固執しているかが伺えます。

 

「戸籍なんていう前近代的な遺物などさっさと廃止して、もっと柔軟な制度に改めて、自由な夫婦・家族のかたちを認めるべきだ」というのが著者の主張です。

夫婦別姓」の問題にもつながりそうです。

  

自分の考え方も古いのか?

確かに「家単位」の戸籍制度は不要だと感じます。

戸籍の元になる「本籍」も不要でしょう。

皇居や富士山山頂になっている人が数百人いるそうです(驚)

 

ただ戸籍という制度自体は不要でも「家族」というかたちは大切にしたいと思う。

人間関係が希薄化している時代だからこそ大切にしたいと思うのです。

すべてがすべて「個人単位」としてしまっていいものだろうか?

もちろん重要なのは中身だが、まずは家族という「かたち」も尊重すべきではないか?

ですので、今は夫婦別姓には反対の立場です。

 

もうひとつ。

「自由な夫婦・家族のかたちを認めよ」と言うが…、

これは日本人の倫理観に合わない気がしてしまうのです。

 

自分の考えも、前近代的な遺物と成り下がってしまっているのでしょうか?

 

・・・・・

 

長くなってしまうので、次回に続きます。

 

この本では他国との比較データを掲載していますが、

それを見ると、日本では当たり前の「できちゃったら、結婚する」は、

他国ではそうでもないようなのです。

そのうち続きを書こうと思います。

 

 

 長い記事をお読み頂き、ありがとうございます。