MY 50's STYLE

50代、飲み屋店主の生き方。

最近やたらと多い「デキ婚」に思う、日本の家族制度についての考察。~欧米との比較編~

お疲れ様です。

前回の続きを書いてみます。

 

武井咲さんは妊娠して結婚を選択しました。いわゆる「デキ婚」です。

これは別に普通のこと、ごく当たり前のこと、と思っていましたが、世界的に見ると、どうやらそうでもないらしいのです。

 

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前回の記事で紹介した本(「低欲望社会 大志なき時代の新・国富論大前研一著)には欧米各国との比較データが載ってました。

 

日本と、フランス、イギリス、ドイツ、スウェーデン、アメリカの5か国との比較。

 

まずは女性の平均初婚年齢。(2009~2012年位のデータ)

日本     29.2歳

フランス   30.8歳

イギリス   31.8歳

スウェーデン 33.0歳

ドイツ    30.2歳

アメリカ   25.8歳

それほど差はありませんね。

 

次に第1子出産時の平均年齢(2005~2011年位のデータ)カッコ内は初婚年齢。

日本     30.3歳(29.2歳)

フランス   28.6歳(30.8歳)

イギリス   30.6歳(31.8歳)

スウェーデン 29.0歳(33.0歳)

ドイツ    29.0歳(30.2歳)

アメリカ   25.1歳(25.8歳)

日本以外はすべて出産年齢が、初婚の年齢を下回っています。

つまり、結婚前に、子供を産んでいることが多い。(デキ婚ではなく、出産してから結婚、もしくは事実婚を選ぶケースが多い)

 

もうひとつ。婚外子の割合。(2008年データ)

日本      2.1%

フランス   52.6%

イギリス   43.7%

スウェーデン 54.7%

ドイツ    32.7%

アメリカ   40.6%

この差は圧倒的ですね。婚外子の差別や不利益を無くし、自由な結婚(事実婚など)や家族のかたちを社会的に認めた結果なのでしょう。(その結果、人口減少に歯止めがかかっている国もある  /  移民の問題はとりあえず置いておきます。)

 

 

日本では婚外子に不利益が。

 

日本で結婚前に妊娠した場合、一般的に出産前に「婚姻」を選ぶことが多い。(堕胎せざるを得ないカップルや、シングルマザーで出産するケースもあるが…。)

それは、婚姻した両親のもとで生まれた子供は「嫡出子」、婚姻していない場合は「非嫡出子」となり、「非嫡出子」の場合、父親が認知しない限りは、以下のような不利益がある。

父親の相続人になれない。

父親の戸籍に入れない。

父親に扶養の請求ができない。

 

かつては「非嫡出子」の相続分が「嫡出子」の2分の1でしたが、今は同じになるなど、以前ほど不利益は無いのですが、やはり上記のようなデメリットがあるのです。

 それが「できちゃったら、結婚」を選ぶ一因でしょう。

 

 

厳格な家族観の日本。

 

法律婚を重視する日本。他国と比べて、結婚観・家族観は厳格なのでしょうね。

この伝統・文化は、簡単に捨てていいか?と問われると、即OKとは言い難い。

婚外子の不利益を無くすことは必要だと思いますが、自由な結婚・家族のかたちを認めることには、やや抵抗があります。

 

・男として責任を取っていない気がしてしまう。

貞操観念の喪失の恐れ。なんなら不倫が肯定されてしまうのでは?

・家族のつながりや絆が弱くなってしまうのでは?

 

しかもそれを認めたからといって、少子化に歯止めがかかるとは、到底思えない。

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日本はこれからどうすべきなのでしょうか?

 

自分はその答えを持ち合わせていませんが、伝統・文化を大切にしながらも、今までとは違った、日本らしい、新しいかたちができたらいいな、と思います。

いずれにせよ、これからの時代を生きる若い世代が中心となって、社会のありかたを決めていく。そんな国になって欲しいと願います。

フランスのマクロン大統領は39歳ですよ。

日本も30代、40代(20代でも)の若い人が、リーダー・政治家をやるべきだと思います。老い先短いロートルの方々は、さっさと第一線から退いて、未来のある若い人たちに道を譲りましょう。

(自分は飲み屋のマスターなので、生涯現役ですが(笑))

 

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少々硬い内容の記事になりましたが、自分にとっては興味深いテーマです。 

少子化問題については、機会があれば書きたいと思います。

 

 

今回も長い文章をお読み頂き、ありがとうございます。