MY 50's STYLE

50代、飲み屋店主の生き方。

「働き方改革」に違和感を覚える飲み屋のマスター。 俺も働いてるんだけどなぁ~。

お疲れ様です。51歳、飲み屋のマスターです。

 「働き方改革」に違和感を感じています。

今、政府が進めている「働き方改革」。「自分には関係無いな」と思いながらも、その言葉を聞いてからずっと違和感をかんじてるんですよね~。「俺も働いてるんだけどなぁ」

 その違和感のヒントが「働き方改革実現会議」の実行計画の中にあったので引用します。

安倍内閣は、一人ひとりの意思や能力、そして置かれた個々の事情に応じ た、多様で柔軟な働き方を選択可能とする社会を追求する。働く人の視点に 立って、労働制度の抜本改革を行い、企業文化や風土を変えようとするもの である。

多様性を認めながらも、その前提には「企業」で雇用されて働く「労働者」という図式が見え隠れしているのが、違和感の原因である気がします。

「雇用される」だけが「働く」という型ではないと思うのですね。「自営業者」だって「会社員」との格差を甘んじて受けながらも働いてるわけですよ。それでも「働き方改革」の基本的な考え方を読むと、「企業に雇用されて働く」という型しか出てこない。

「働き方改革」というならば、この社会で働いている全ての人を対象にするような改革をすべきではないでしょうか。

 

 

飲み屋のマスターですが、提案してみます。

「働き方改革」でやろうとしてることは、長時間労働の是正や、正規、非正規の格差是正など。確かに必要なことです。でもその前に、すべての働く人の「ベースの部分」を一本化することが必要ではないでしょうか。

 

「ベースの部分」とは社会保障、つまりセーフティーネットの部分です。

雇用されている人も、公務員も、自営業者も、一切の差が無いよう、完全に統一するべきだと思います。ここが全く同じであれば、チャレンジする人も増えてくるのではないでしょうか。

なにせ、自営業者が失敗すると、失業保険もない。病気で休んでも、傷病手当もない。仕事でけがしても労災保険もない。老後は国民年金しかない。(吉幾三の歌か!?とツッコみたくなる有様・・・)

あと、退職金制度も早いところ無くすべきです。そのために、退職所得の「超」優遇税制は無くして、給与所得と同じにすべきです。

 

会社員としての働き方を否定している訳じゃないですよ。そのほうが力を発揮できる方は大勢いらっしゃるでしょうし、そこにやりがいや充実を感じる方も当然いるはずです。問題なのは、安定、安心のために嫌々ながら会社に在籍している人。退職金のために、どうにか定年までしがみつかざるを得ないような人。本当はもっとやりたいことがあるのに、失敗のリスクが大きすぎて躊躇している人。

人口が減っていく中で、こういう人たちがもっともっと活性化すれば、社会の活力がアップするのではないでしょうか。

 

とにかく、大学出て、企業に就職して、一生その会社で働き続けることが一番有利になるような社会制度は改めるべきでしょうね。

 

 

自由な競争は、是か?非か?

社会保障という「人の生存」に係わる部分は、社会主義的で良いと思います。それを超える部分で自由に競争すれば良いでしょう。ベースの部分が不安定で、会社員(正社員)にばかり手厚く保護している。活力ある社会を創るには、みんながもっと安心していろんなチャレンジができるようにしなければならない。失敗しても生きて行けるような仕組みが求められているはずです。

ただ、ベーシックインカムまでは難しいかなと。社会保障の面だけ考えるならば最適な制度に思えるのだが、それ以外の弊害が大きすぎる気がします。ベーシックインカムについては、また後日書きたいと思います。

 

 働く者も意識の改革が必要でしょうね。一流大学を出て、一流企業に入って、ということよりも会社や国に依存しないで生きていく力を身につけること。そこに重点を置いて勉強やら、経験やらをしていったほうがいいと思います。

 

 

やっぱり政治家に期待するしかないのか。

結局は「働き方改革」というような小手先の改革を行っても、根本的な解決はできないと思います。税制、社会保障、労働法制、教育制度、など、社会の仕組みをいつまでも高度成長の時代のままにしておかないで、今の時代に合わせて一度壊して創り直すくらいのことをしないと無理でしょうね。

ま、偉い人たちは分かっていると思いますよ。飲み屋のマスターが考えてるようなことを、考えない訳がない。問題は「縦割り行政」「既得権益」との闘いでしょうね。岩盤のような既得権益があるのでしょうが、こういう岩盤を突き破るような政治の力を見せて欲しい。獣医学部新設などという、極々極々一部の人にしか重要でないような規制改革なんかやってないでね!