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MY 50's STYLE

50代、飲み屋店主の生き方。

独立へのロード~第4章~

今回は、開店準備(物件探し)を中心に、その後のスケジューリングについて書こうと思います。

 

自分の気持ちが固まった以上、あとは粛々と準備を進めたいところ。やるべきことは、場所(物件)をどうするか?資金は?どんな店にするか?店名は?メニューは?スタッフは?などなど・・・多岐に渡っていました。これらを全部自分でやる。自分の資金で、自分の責任で、全部やる。すべて自分で決断する・・・身が引き締まる思いでした。「サラリーマン時代とは全然違うな。たかだが飲食店1店舗だけれども、きっとこれが経営者の感覚なのだろうな。」プレッシャーも感じましたが、それ以上に、サラリーマン時代とは全く別の「やりがい」も感じていたのです。

 

物件探しは、2006年の春頃から、休日を使って始めました。場所は生活圏沿線の駅近く、比較的飲食店が多く出店している2つの駅に絞っていました。日中、駅付近を歩き回り「テナント募集」物件を探す。同時に片っ端から不動産屋に飛び込み、飲食のテナント物件の情報を聞く。目ぼしい物件があれば、内見させてもらう。夜には人の流れや飲食店の様子をリサーチ。同じ街でも、昼間とは全く違った表情を見せるものです。

物件探しには、半年以上を費やしました。中々いい物件に巡り合えずにいた所、一番親身になってくれた不動産屋の営業さん(最初に飛び込んだ不動産屋さん)が、「ウチの2Fが空くから入りませんか?」と声をかけてくれた。駅から徒歩2分程。駅前のメインストリート添いで、立地的には申し分無し。問題は2Fなのと、飲食店の居抜きではないので(外国人がやっていた整体の店。何ともいかがわしい限り。笑)スケルトン物件になり、内装コストが増えること。しばらく考えましたが、何の根拠も無く最初に入った不動産屋の2Fに空きが出て、たまたま営業さんが声を掛けてくれた。「これも何かの巡り合わせなのかな」という思いが強くなり、最終的にここでやろう!と決断しました。2006年の秋も深まり、冷たい風が吹き始めた頃でした。

 

物件が決まれば、次は内装。これも業者をネットなどを使って探し、休日に打ち合わせを重ねました。今の会社の仕事をおろそかには出来ないので、やるべき事をやった上で、休日に開店準備を進めました。この頃の休日は、ほぼこのことに忙殺されていた気がします。

 

ここまで来れば、あとは開店までのスケジュールを作成し、同時に退職の準備・手続きも進めていきたいところ。物件の契約、内装工事等を考慮すると、翌年3月31日付退職が一番キリが良いだろうと考え、年が明けたら早々、退職の意思表示をしようと決めました。そしてオープン日をいつにするか。収入の空白を作れない状況だったので、なるべく早い段階で開店したい。工事完了・引き渡し~厨房機器・調度品の搬入~食材の搬入~店舗での試作~レセプションとスケジュールを組み、最速2007年4月2日をオープン日に設定しました。

 

 

年が明け、会社への退職の意思表示、引継ぎ、開店準備、開店へと進みます。次章では最終章として、ちょうど10年前、会社を退職して自分の店を開店した、その瞬間までを記したいと思っています。